カティア祖父 
白銀の髭と髪の持ち主。自己流の剣の道場主。達人。 
昔は金髪金髭だったとか。無表情に見られやすいため、一見すると厳しそうな人に見えるが、身近に接している人はすごく表情豊かだと言う。顔の表情があまり動かないだけらしい。 

元々は木を切って暮らしていた。 
あるとき「どうやったら斧を楽に振るえるか」について考えていたら、気がついたら目の前に魔物の死体が転がっていた。いつの間にか襲われ、返り討ちにしていたらしい。 
それからというものの、「森へと木を伐りに行ったと思ったら鹿をとってきた。」「朝に畑が荒らされたことについて相談に行ったら、その日の晩には魔物の群れを退治して帰ってきた。」などという村の人の証言を聞き始めるようになった。 
その後、請われるままに剣を教え始めたのがきっかけになり、道場を開く。 
村の多くの人が門下生となり、あるとき立て木の組み方を弟子たちが協力して開発した。 
それは柵を手早く簡単、かつ丈夫に作るのに丁度よく、街道の補助柵から家々の生け垣の土台、果ては馬車や家の基礎まで応用が利くと飛ぶように売れ、村にはいつしか多くの人が行き交うよう一大都市へと大きく発展した。 
その後、本人は柄じゃないからと断っていたが、強い要請に従い町長に就任。 
政治に対してもその力を振るった。 
あるとき政治方面で大きく支えた弟子のひとりが、娘と結婚。孫が生まれたのを機に職を退き、町長職を譲った。 
現在では道場主として、また文字通りの町のご意見番兼相談役としてのんびりとした日々を過ごしている。 

現在の生活スタイルは、早朝に起きて町内を散歩、郊外で木刀を冗談で構えたまま立ち禅(カティアさん曰くまるで樹になったかのように動かず、一度小鳥が樹と間違えて止まったことがあったとか)をする。 
その後、家族そろって朝食。 
道場で稽古に来た弟子たちを待ちながら稽古や休憩をしながら一日を過ごし、日を終える毎日。 
弟子以外に相談ごとや雑談、休憩に来る人も多く町の相談所のような空間でもある。 
たまに託児所と化す場合もあるとかなんとか。 

娘や孫に髭を梳いてもらうのが何よりの楽しみらしい。 

「家の大きさは心の大きさ、家が大きくなると隙も大きくなる。」とは教えの一つ。 
人々に必要な分だけを用意する質素で満ち足りた暮らしを勧めている。 


カティア父
茶髪に蒼瞳。 
馴れ初めは、本人曰く一目惚れ。門下生の中では政治に大きく力を発揮する。剣技は不得手の様子。 
「毎日剣を振るってみてはいるが、義父様には一向に近づけなくてな…」 
それは比べる対象が間違っているだけです。 
昔、家は小さくともよいと言われた際に家を大きくしたかった代わりなのか町の拡大に力を入れていたが、最近は落ち着きを見せ始め運営の堅実さに磨きがかかってきたとか。 
好物は妻の作った料理。最近部下が育ってきたのがすごく嬉しい。 

カティア母 
金髪金目。ゆるふわウェーブの髪。 
剣は振らないが料理は振る舞っている。料理講座や交流会をたまに開いている。 
カティアさんがケガをしないか心配。

世界観
(後日追加予定)